こんにちは、鑑定師のシャンティーです。神仙流占いの代表をしています。
今回は2021年の方位除けについて解説します。
方位除けと言っても、実は大きく分けて2つあります。
1つ目は、主に運勢に関わるもの、2つ目はその方角に移動(旅行や引越しなど)した時に関わるものです。
それでは、これから2つの方位除けを詳しくお伝えしていきましょう。
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八方除けとは
八方除けは、方位除けの1つで、「年回り」に関係する凶作用や災難を払うために行う祈願です。
私たちは、生まれた時に九星気学でいう本命星が決まります。
その本命星は、一生を通じて同じになります。
例えば、本命星が一白水星の方は、寿命を終える時まで一白水星を基準として、運勢や方位を見ます。
本命星は毎年、方位盤を移動します。
方位盤のどの位置に来たかによって、運勢の吉凶や特徴を知ることができます。
自分の本命星が悪い場所に来た時に、運勢の傾向と凶作用の特徴を知り、神社やお寺で八方除けの祈祷を受けることで、大難を小難に、小難を無難にすることができると言われています。
八方除けを必要とする方位には、次のような種類があります。
名前 | 方位 | 意味 |
---|---|---|
八方塞 | 中央 | 八方塞りで何事も上手くいかない |
困難宮 | 北 | 最も運気が停滞する |
表鬼門 | 北東 | 変化が多く運気が停滞する |
裏鬼門 | 南西 | 最悪の状況は抜けたが、まだ不安定である |
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
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八方塞
八方塞(はっぽうふさがり)は文字通り、四方八方が塞がれてしまった状態で、どこにも進めない、何事も上手くいかない年となります。
方位は方位盤の「中央」です。
八方塞の時期は、気持ちも散漫でミスや失敗をしやすく、慎重な行動が求められます。
失敗を挽回しようと躍起になっても、空回りして気力と体力を浪費してしまうでしょう。
八方塞の年は、新しいことを始めずに、今まで行ってきたことを丁寧に行うことが大切になります。
攻めよりも受け身の姿勢で、凌いでください。
困難宮
困難宮(こんなんきゅう)は、季節でいうところの真冬にあたり、寒さにじっと耐え忍ぶような運気が最も低下している年となります。
方位は「北」になります。
この時期は、消極的な気持ちになりやすく、物事も進みにくくなります。
基本的には受け身の姿勢で、何事にも謙虚な気持ちで、運気が回復するのを待つ充電期間と考えてください。
行動を起こすなら、何かを身に着けるための勉強をするなど、やがて来る発展期に向けての準備を行うと良いでしょう。
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表鬼門
表鬼門(おもてきもん)は、何事にも変化が起こりやすく、運気も低下する年となります。ケガ、事故、病気にも気をつけなければなりません。
方位は「北東」です。
運気の浮き沈みがある不安定な時期で、物事が行き詰まったり、中止を余儀なくされることもあります。
運勢の流れに逆らっても、かえって傷口を広げることになりかねません。
無理をせず、慎重な行動が求められます。
裏鬼門
裏鬼門(うらきもん)は、最も運気が低下していた時期から徐々に回復していく年になります。
方位は、表鬼門の反対側である「南西」です。
最悪な状況は脱しましたが、まだまだ運気は不安定で、気を抜いてはいけません。
特に、裏鬼門の年の前半は、前年の悪い流れの名残りがありますので
気をつけてください。
何事も焦らずにじっくり取り組み、運気が安定するのを待ちましょう。
以上が八方除けの対象となる方位でした。
続いて、2021年の八方除けと九星の早見表をお伝えします。
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2021年の八方除け
方位 | 本命星 |
---|---|
八方塞 | 六白金星 |
困難宮 | 二黒土星 |
表鬼門 | 九紫火星 |
裏鬼門 | 三碧木星 |
三碧木星 | 二黒土星 | 九紫火星 | 六白金星 |
---|---|---|---|
裏鬼門 | 困難宮 | 表鬼門 | 八方塞 |
1925年生まれ |
1926年生まれ |
1928年生まれ |
1931年生まれ |
1934年生まれ |
1935年生まれ |
1937年生まれ |
1940年生まれ |
1943年生まれ |
1944年生まれ |
1946年生まれ |
1949年生まれ |
1952年生まれ |
1953年生まれ |
1955年生まれ |
1958年生まれ |
1961年生まれ |
1962年生まれ |
1964年生まれ |
1967年生まれ |
1970年生まれ |
1971年生まれ |
1973年生まれ |
1976年生まれ |
1979年生まれ |
1980年生まれ |
1982年生まれ |
1985年生まれ |
1988年生まれ |
1989年生まれ |
1991年生まれ |
1994年生まれ |
1997年生まれ |
1998年生まれ |
2000年生まれ |
2003年生まれ |
2006年生まれ |
2007年生まれ |
2009年生まれ |
2012年生まれ |
2015年生まれ |
2016年生まれ |
2018年生まれ |
2021年生まれ |
2021年の方位盤で八方塞である六白金星、困難宮である二黒土星、表鬼門である九紫火星、裏鬼門である三碧木星を本命星に持つ方は、八方除けの祈願をおすすめします。
続いて、九星における2021年の方位除けを解説します。
九星の方位除けは、「方位や方角」に関する凶作用や災難を払うために行う祈願です。
こちらは、その年の凶方位となる方角に移動(旅行やお引越しなど)する時に必要になります。
例えば、家族で引越しをするとしましょう。
家族の人数が多ければ多いほど、全員が同じ本命星ということになるのは稀です。
ほとんどの場合は、本命星がバラバラのため、同じ方角に引っ越すとしても、家族の中には凶方位となる方が出てきます。
そして、凶方位に引越しをした場合の凶作用を弱めるために、方位除けを行います。
凶方位には、誰にとっても凶方位となる代表的なものが3つあります。
凶方位 | 意味 |
---|---|
五黄殺 | 最悪の災いをもたらし、自分が原因で災いが起こる |
暗剣殺 | 五黄殺と同程度の災いをもたらし、主に自分以外が原因で災いが起こる |
歳破 | 「破」の文字の通り、破壊や破滅をもたらす |
順番に解説していきましょう。
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五黄殺
五黄殺(ごおうさつ)は、二大凶方位と呼ばれる代表的なもので、最悪の災いをもたらすと恐れられている方位です。
特徴としては、主に自分が原因で災いが起こると言われています。
例えば、あなたの失言やミスがきっかけで大問題になったり、あなたが他人にケガをさせてしまうなど、五黄殺はあらゆる凶作用をもたらします。
私は鑑定師として、五黄殺と知らずに旅行に行ったり、引越しをしたために、災難が続いて不幸になった方を過去に数多く見てきました。
できれば、五黄殺の方位へは旅行や引越しなどを避けていただきたいです。
もし、どうしても五黄殺の方位へ移動しなければならないのでしたら、神社や寺院で方位除けの祈祷を受けてください。
五黄殺については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
暗剣殺
暗剣殺(あんけんさつ)は、五黄殺と同じ二大凶方位として恐れられている凶方位です。
五黄殺と同じくらい強力な凶作用を持ち、主に自分以外が原因で災いをもたらすと言われています。
例えば、誰かに恨まれて足を引っ張られたり、事故に巻き込まれるなど、あなたの原因でない災難が続いたら、暗剣殺の方位に移動したか調べてみてください。
暗剣殺の方位にも、出来る限り移動しないようにお伝えしています。
もし、どうしても暗剣殺の方位に移動しなければならないのならば、ぜひ方位除けの祈祷を受けてください。
暗剣殺については、下記の記事を参考にしてください。
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歳破
歳破(さいは)は、その年の干支である大歳(たいさい)の反対側にある凶方位です。
五黄殺や暗剣殺ほどの力はありませんが、注意が必要な凶方位です。
歳破は、「破」という漢字が入っているように、破壊、破滅など何かが「破れる」という凶作用が働きます。
例えば、縁談が破談になる、大切な物が破壊される、約束事が破られるなどが続くと、歳破を疑ってみてください。
歳破の方角にも、移動しない方が無難です。
もしどうしても移動しなければならない場合は、方位除けの祈祷を受けた方が良いでしょう。
歳破に関しては、下記の記事を参考にしてください。
ここまで、九星の凶方位について説明してきました。
続いて、2021年の九星の方位について見ていきましょう。
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2021年の九星の方位除け
凶方位 | 方位 |
---|---|
五黄殺 | 東南 |
暗剣殺 | 北西 |
歳破 | 南西 |
2021年は、「東南」、「北西」、「南西」は誰にとっても凶方位となります。
できれば、この3つの方位には旅行や引越し等の移動をしないようにしましょう。
もし、どうしても凶方位に移動しなければならない場合は、下記の記事も参考にしてください。
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まとめ
今回は2021年の方位除け(八方除けと九星の方位除け)について紹介しました。
方位除けと一言でいっても、実は2種類あるのを初めて知った方もいたかと思います。
方位の知識を活用すれば、災難を防ぐことができます。
また、吉方位を上手にとると、幸運を呼び寄せることも可能になります。
正しい方位の知識を身に着け、日々の生活に活かして頂けたら幸いです。
吉方位旅行、吉方位へのお引越しについては、下記の記事を参考になさってください。